2012年 07月 02日
大リーグにあって日本のプロ野球にないもの |
1949年にアメリカマイナーリーグ(AAA)のサンフランシスコシールスが来た。このマイナーチームと巨人や選抜チームが7試合戦って一勝もできなかったのである。
それから63年、今や、短期戦なら日本のプロ野球の単独チームでも大リーグのチームとそこそこに戦えるレベルに達しているし、世界選手権で優勝するまでになった。
しかし、個々に見ると、パワーの差は歴然である。その違いをその他諸々を含めて上げてみたい。
メジャーにあって日本のプロ野球にないもの
*三塁ベースよりの痛烈なゴロを横っ飛びで(逆シングルで)捕球し、両膝をついたままノーバウンドで一塁送球、アウトにする強肩。
*遊撃手の深い位置での逆シングル捕球で、ジャンピングスロー、ノーバウンドでアウト
松井稼頭央、岩村、西岡などが本来のショートやサードではなくセカンドにまわされたのは、メジャーでは通用しない弱肩のゆえであろう。
*キャッチャーが座ったまま送球し一塁からの走者を二塁でアウトにする強肩。
*外野手が普通の守備位置から、内野手への中継を経ずホームに直接送球する強肩。
もっとも、この送球はしばしば正確性を欠くので、レッドソックスのバレンタイン監督は最近、日本流の中継プレイを取り入れたいと言っている。
*ピッチャーの投球数の制限=100球
登板間隔が普通中4日ということもあるが、日米大学野球選手権の試合で、数年前日本の投手が170球を超える投球をしたとき、アメリカの監督が「アメリカだったら裁判になる」と冗談半分?に言っていた。
松坂は西武時代に170球を超える投球をしているし、140球投球ならザラである。いかな鉄砲肩の松坂でもこの時の酷使が今に影響してるのではないか。
*過密な試合日程
オープン戦の翌日から年間160試合が始まる。20連戦も珍しくない。交流戦では、3時間の時差がある東部と西部の間(その間に中部)を移動する。自家用ジェットでの移動で、移動そのものは日本より楽であると言っても日程は日本に比べ過酷であることに違いはない。
*ベニヤ板の外野フェンス
選手が激突しても怪我しないよう普通はラバーで覆っているが、ある球場で選手がぶっつかって、なんとフェンスの“一枚”が向こう側に倒れたのを見たことがある。それはベニヤ板であったのだ。
日本でも最近はラバーで覆っているようだが、巨人の高橋は以前、名古屋ドームのフェンスに激突し肩を故障して長い間欠場した。
*5回終了時に、リズムにのって現れるグランドキーパー
メジャーになくて日本のプロ野球にあるもの
*打者の内野ゴロの一塁への送球で完全にアウトでもコーチがするセーフのジェスチャー
*投手の投球のたびに一塁走者がする盗塁のジェスチャー
*攻撃チームがベンチ(ダッグアウト)前で、円陣を組んでコーチの指示を受ける
*内野席のネット
*内外野フェンスのおびただしい広告
*粉が舞い上がるロージンバッグとバットの滑り止め
*刑務所の塀を思わせるバックネットの高いフェンス
札幌ドームのことである。こんな無粋な設計をする者の神経がわからない。
付記:松坂の年別投球数(nikkansport com.より抜粋)
登板回数 140球+ 150+ 160+ 170+
1999 25 8 1 - -
2000 27 4 ー - -
2001 33 5 2 1 1(負)
2002 14 - - - -
2003 29 4 1 - -
2004 23 4 1 2 -
2005 28 2 2 1 -
2006 25 2 - - -
それから63年、今や、短期戦なら日本のプロ野球の単独チームでも大リーグのチームとそこそこに戦えるレベルに達しているし、世界選手権で優勝するまでになった。
しかし、個々に見ると、パワーの差は歴然である。その違いをその他諸々を含めて上げてみたい。
メジャーにあって日本のプロ野球にないもの
*三塁ベースよりの痛烈なゴロを横っ飛びで(逆シングルで)捕球し、両膝をついたままノーバウンドで一塁送球、アウトにする強肩。
*遊撃手の深い位置での逆シングル捕球で、ジャンピングスロー、ノーバウンドでアウト
松井稼頭央、岩村、西岡などが本来のショートやサードではなくセカンドにまわされたのは、メジャーでは通用しない弱肩のゆえであろう。
*キャッチャーが座ったまま送球し一塁からの走者を二塁でアウトにする強肩。
*外野手が普通の守備位置から、内野手への中継を経ずホームに直接送球する強肩。
もっとも、この送球はしばしば正確性を欠くので、レッドソックスのバレンタイン監督は最近、日本流の中継プレイを取り入れたいと言っている。
*ピッチャーの投球数の制限=100球
登板間隔が普通中4日ということもあるが、日米大学野球選手権の試合で、数年前日本の投手が170球を超える投球をしたとき、アメリカの監督が「アメリカだったら裁判になる」と冗談半分?に言っていた。
松坂は西武時代に170球を超える投球をしているし、140球投球ならザラである。いかな鉄砲肩の松坂でもこの時の酷使が今に影響してるのではないか。
*過密な試合日程
オープン戦の翌日から年間160試合が始まる。20連戦も珍しくない。交流戦では、3時間の時差がある東部と西部の間(その間に中部)を移動する。自家用ジェットでの移動で、移動そのものは日本より楽であると言っても日程は日本に比べ過酷であることに違いはない。
*ベニヤ板の外野フェンス
選手が激突しても怪我しないよう普通はラバーで覆っているが、ある球場で選手がぶっつかって、なんとフェンスの“一枚”が向こう側に倒れたのを見たことがある。それはベニヤ板であったのだ。
日本でも最近はラバーで覆っているようだが、巨人の高橋は以前、名古屋ドームのフェンスに激突し肩を故障して長い間欠場した。
*5回終了時に、リズムにのって現れるグランドキーパー
メジャーになくて日本のプロ野球にあるもの
*打者の内野ゴロの一塁への送球で完全にアウトでもコーチがするセーフのジェスチャー
*投手の投球のたびに一塁走者がする盗塁のジェスチャー
*攻撃チームがベンチ(ダッグアウト)前で、円陣を組んでコーチの指示を受ける
*内野席のネット
*内外野フェンスのおびただしい広告
*粉が舞い上がるロージンバッグとバットの滑り止め
*刑務所の塀を思わせるバックネットの高いフェンス
札幌ドームのことである。こんな無粋な設計をする者の神経がわからない。
付記:松坂の年別投球数(nikkansport com.より抜粋)
登板回数 140球+ 150+ 160+ 170+
1999 25 8 1 - -
2000 27 4 ー - -
2001 33 5 2 1 1(負)
2002 14 - - - -
2003 29 4 1 - -
2004 23 4 1 2 -
2005 28 2 2 1 -
2006 25 2 - - -
by rakuseijin653
| 2012-07-02 15:52
| 野球(スポーツ)
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