2013年 08月 05日
タングルウッド音楽祭 |
アメリカのボストンから車で2時間、当時住んでいたニュージャージー州からは4時間走ったところに、タングルウッドと言う広大な敷地をもつ音楽施設がある。そこで毎年夏開かれる音楽祭で、ボストン交響楽団による演奏が行われるので、ある年の夏、わざわざ出かけて行ったことがある。小沢征爾が常任指揮者を務めていたときである。
コンサートが行われる会場が、ユニークだ。扇形の音楽堂にはステージに向かって後ろの壁がなく、そのまま芝生につながっている。日比谷公園にある野外音楽堂のように、ステージにだけ天井があって聴衆席が露天になっている設計とは異なる。屋内の席は5000人、他は芝生の上でシートを敷いたり、デッキチェアーに座ったり思い思いの格好で音楽を聴く。周囲を見てみると、われわれのように遠方から遠足気分でやって来た比較的若い層が多いようだ。
初めは芝生の上で聴いていたが、屋内に空席があるので、そこに座ってしばらく聴いていた。この屋内部は、地元または近郊に住んでいるらしき年寄りが圧倒的に多い。われわれが思いつきで出かける(当日券)のに対し、お年寄りたちは前々からこの日を楽しみにして、予約券を手にして来ている様子である。
コンサートが行われる会場が、ユニークだ。扇形の音楽堂にはステージに向かって後ろの壁がなく、そのまま芝生につながっている。日比谷公園にある野外音楽堂のように、ステージにだけ天井があって聴衆席が露天になっている設計とは異なる。屋内の席は5000人、他は芝生の上でシートを敷いたり、デッキチェアーに座ったり思い思いの格好で音楽を聴く。周囲を見てみると、われわれのように遠方から遠足気分でやって来た比較的若い層が多いようだ。
初めは芝生の上で聴いていたが、屋内に空席があるので、そこに座ってしばらく聴いていた。この屋内部は、地元または近郊に住んでいるらしき年寄りが圧倒的に多い。われわれが思いつきで出かける(当日券)のに対し、お年寄りたちは前々からこの日を楽しみにして、予約券を手にして来ている様子である。
ところがである。その彼らが演奏中ひっきりなしに咳をするのだ。あまりにも激しい頻度なので、時計を計ってみたら、なんと一分おきにあちこちで咳をする。オーバーではない。大っぴらと言うわけではないが、控えめでもない。普通のコンサートでは考えられない“雑音”である。そんなことはまったく気にする様子もなく、小沢征爾指揮するボストン交響楽団の演奏は続く。固いことは言わない。皆が楽しめばいい。これがこの音楽祭である。
タングルウッド音楽祭の冊子
ボストン交響楽団のメンバー表・写真左部分が音楽堂、下が芝生席
演奏曲プログラム
タングルウッド全体図・扇形の音楽堂につながる芝生席
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タングルウッド音楽祭の冊子
ボストン交響楽団のメンバー表・写真左部分が音楽堂、下が芝生席
演奏曲プログラム
タングルウッド全体図・扇形の音楽堂につながる芝生席
by rakuseijin653
| 2013-08-05 08:00
| 旅行・散策
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