2013年 09月 21日
投書魔ではないけれど(2) |
当事者に直接“注文”をつけた話を続けると、、、、、、、。
NHKの「日曜美術館」など美術番組では、絵画や仏像、建築物などの重要文化財を「重文」と画面に表示していた。言葉を省略して表示するのは、少なくともその言葉が、省略語として定着してからであろう。新聞の見出しなどでは、スペースの関係で、「重文」という言葉を使うことが許容されるとしても、われわれは、古刹の仏像を観て、「これはジュウブンです」とは言はないだろう。美術関係者のうちわで、業界用語として使われているかどうかはいざ知らず、一般市民は、例外なく「重要文化財です」と言うと思う。
「重要文化財」を「重文」と省略して言うのは、「スマートホン」を「スマホ」と言うのと同じだ。それは英語由来の場合だと言うなら、「就職活動」を「就活」と言うがごとしだ。いかにも軽い表現ではないか。NHKともあろうものが、言葉をそんなに安易に省略していいものか。それは「重要文化財」を“重要”に扱っているという意識の欠乏ではないか。
ということで、数年前にNHKの「視聴者の声」にメールしたことがある。それから暫くして、「重文」という表示は(ほとんど)なくなったように思う。
いつものことながら、こういうことをその道の専門家が指摘しないのが不思議である。これらの美術番組には、著名な学者や評論家が顔をだす。その中には、高階秀爾氏のごとく文化勲章を受章した者もいる。彼らはテレビの番組で、「重要文化財」が軽く扱われているとも言うべき「重文」という表示がなされていることを何とも思わないのである。この無神経さが分からない。
NHKの「日曜美術館」など美術番組では、絵画や仏像、建築物などの重要文化財を「重文」と画面に表示していた。言葉を省略して表示するのは、少なくともその言葉が、省略語として定着してからであろう。新聞の見出しなどでは、スペースの関係で、「重文」という言葉を使うことが許容されるとしても、われわれは、古刹の仏像を観て、「これはジュウブンです」とは言はないだろう。美術関係者のうちわで、業界用語として使われているかどうかはいざ知らず、一般市民は、例外なく「重要文化財です」と言うと思う。
「重要文化財」を「重文」と省略して言うのは、「スマートホン」を「スマホ」と言うのと同じだ。それは英語由来の場合だと言うなら、「就職活動」を「就活」と言うがごとしだ。いかにも軽い表現ではないか。NHKともあろうものが、言葉をそんなに安易に省略していいものか。それは「重要文化財」を“重要”に扱っているという意識の欠乏ではないか。
ということで、数年前にNHKの「視聴者の声」にメールしたことがある。それから暫くして、「重文」という表示は(ほとんど)なくなったように思う。
いつものことながら、こういうことをその道の専門家が指摘しないのが不思議である。これらの美術番組には、著名な学者や評論家が顔をだす。その中には、高階秀爾氏のごとく文化勲章を受章した者もいる。彼らはテレビの番組で、「重要文化財」が軽く扱われているとも言うべき「重文」という表示がなされていることを何とも思わないのである。この無神経さが分からない。
by rakuseijin653
| 2013-09-21 08:00
| 雑記
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