2016年 04月 30日
崩壊した阿蘇神社楼門 |
4月14日午後9時46分、震度7の激震が熊本を襲った。それも束の間、翌々日の16日午前1時25分、再び震度7の大地震に見舞われた。気象庁は、これが本震であり前々日の地震は前震であったと発表した。震度7にして前震とはなんと言うことか。その前震で持ちこたえていた建築構造物も2度目の激震で倒壊したものが多い。阿蘇神社も正面の楼門から神殿まですべてが崩壊した。たまたま2010年11月に親族とここを訪れており、楼門の無残な姿には衝撃を禁じ得ない。ツイッターで崩壊前の写真を載せたところ、リツイート、いいねを含め1700あまりのインプレッションを記録し、関心をもっている人が多いことを知った。その中に、韓国からの反応もあったことも驚きであった。
2010年11月撮影 熊本は阿蘇を源とする豊かな湧水に恵まれてきた。今度の地震はその水脈にも影響を与えた。テレビに映し出された、水が枯れてしまった水前寺公園の映像もまた、見る者を悲しませた。4月2日、NHKの『ブラタモリ』で、熊本市の上水道が100%湧水で賄われていることが紹介されたが、上水道の取水施設には大きな支障はでていないようなのが幸いである。前の週の『ブラタモリ』では、加藤清正が心を注いだ熊本城の防備にまつわる話を探っていた。その熊本城が、かくも自然の猛威に襲われることになろうとは誰が知ろう。それにしても、テレビ放送の旬日後に大地震に見舞われるとは妙な因縁である。
NHK『ブラタモリ』のサイトから 枯れた水前寺公園(毎日新聞電子版) 熊本城飯田丸櫓(Huffington Post)
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by rakuseijin653
| 2016-04-30 08:00
| 人生
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