2017年 01月 26日
センター試験・何もこの時期に |

「この時期の 試験そもそもおかしくね」
という句がある。
さらに19日の声欄に、大学教員による「センター試験 5月に実施しては」という投書が続いた。このテーマについては過去に触れている(*「新学年が4月からになった理由)ので、投書の要点のみ引用する。
「雪国の大学受験 これでも平等か」高校教員 松井恵子・56歳・新潟県
「大学入試センター試験で『時間に余裕を持って試験会場に向かって』と呼びかけた大学入試センターの方々は、雪国の受験生にのしかかるハンディがどれほど大きいか、分かっていますか。
朝4時に起き、吹雪の中を駅へ向かう受験生。その子を送り出すため、もっと早く起きて数十センチもの雪をのける親。前日から試験会場近くのホテルに泊まり、慣れないベッドで寝つけない夜を過ごし、慣れない道を会場に向かう受験生。その道も吹雪の中だ。
試験時間を遅らせたからそれでいいと思っているのでしょうか。試験初日は帰路も交通が乱れ、受験生の帰宅は遅くなった。それでも翌朝も早く起き、へとへとになって受験しなければならない。
これでも全国統一試験は平等と言えるのでしょうか」
「センター試験 5月に実施しては」大学教員 浜 利夫・57歳・岐阜県
「今年は、初日に試験監督を務めた。毎年、担当するたびに『降雪などで出勤が遅れないか』と精神的に負担を感じる。
1月試験で最も大変なのは受験生本人と家族だろう。受験生や家族は降雪に備えて通常より早く起き、家を出なければならない。受験生の中には、試験会場近隣のホテルに前泊し、金銭的な負担になった人もいたと思う。もっと天候が穏やかな時期に実施すべきではないだろうか。
例えば、5月中旬から下旬なら、降雪の心配もなく、受験生は軽装で受験できる。インフルエンザ流行の危険性も小さい。
東京大学が5年前、秋入学構想を発表したが、その後、議論は進んでいない。大学入学時期を含め、センター試験実施時期を検討してもよいと思う」
上の投稿内容は個別の”わがまま”などではなく、きわめて理にかなったものである。入学時期とそれに伴う試験日を所轄省が変更しないのは、現場に対する想像力や合理的思考を欠いた官僚体質と、お上の決定に従順な国民の体質が原因だろう。
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by rakuseijin653
| 2017-01-26 08:00
| 政治
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Comments(2)

こんにちは。
ご存知のとおり、九州でも積雪があると交通が一気に乱れます。山地で暮らす人以外は寒さに慣れてませんから弱いものです。何よりも雪国で暮らす人のために、試験時期を改善してもらいたいですね。
ご存知のとおり、九州でも積雪があると交通が一気に乱れます。山地で暮らす人以外は寒さに慣れてませんから弱いものです。何よりも雪国で暮らす人のために、試験時期を改善してもらいたいですね。
かくびんた様
コメントありがとうございます。
コメントありがとうございます。